あなたがレンタカー事業を始めるときどのように料金を設定しますか?
あなたが欲しいだけの金額では利用されないでしょうし、安すぎても利益は出ないでしょう。
まず基準となるレンタカー業界の料金を確認しましょう。
そこからストロングポイントを考慮した料金設定を決めましょう。
また、新興勢力のサービスも侮ることができません。
それらは特化したサービスをウリにしています。
何かヒントを掴むことはできないでしょうか?
ここではレンタカー業界大手5社の利用料金を調べてきました。
大手に負けじと奮闘する事業者も台頭してきていますので、そちらも紹介します。
先ずは一読してください。
あなたがレンタカー事業へ進出する際のヒントが隠されているかもしれません。
それでは確認していきましょう。
Contents
大手の設定料金
誰もが耳にしたことがあるレンタカー事業大手5社の料金を一覧にしました。
利用率の高いコンパクトカーとワゴンの2種類を6時間と24時間利用した場合の料金です。
コンパクトカー(1,300ccクラス) | ワゴン(7人乗りクラス) | 備考 | |
大手N社 | 6h:6,048円 24h:7,668円 | 6h:15,120円 24h:21,600円 | 乗捨て可 |
大手O社 | 6h:5,400円 24h:7,020円 | 6h:14,040円 24h:20,520円 | 乗捨て可 |
ディーラー系T社 | 6h:5,400円 24h:7,020円 | 6h:14,040円 24h:20,520円 | 乗捨て可 |
ディーラー系N社 | 6h:5,670円 24h:7,290円 | 6h:14,256円 24h:20,520円 | 乗捨て可 |
格安N社 | 6h:2,500円 24h:4,300円 | 6h:6,200円 24h:9,400円 | ナビはオプション(540円) |
各社共、会員になると上記一般価格より割引が適用されます。
また、ハイシーズン(ゴールデンウィーク・夏期・年末年始)は割高に設定されます。
ディーラー系の新型車両の投入はやはり人気があるようで、買い替え車両の試乗の意味も含まれているのかと思います。
また、乗り捨てサービスを導入している会社も多く、やはり需要がそれなりにあるのでしょう。
大手がしていないサービス
時間単位を区切る
大手事業者はいずれも6時間・12時間・24時間という利用時間の設定がされています。
ここに活路が見いだせそうな気がします。
1時間や2時間といった短時間貸しも有効なのではないでしょうか?
そういえば100円レンタカーも有名になってきましたね。
10分100円で貸し出す(軽やコンパクトカー)といったサービスも出てきています。
長期貸出し
大手でも行っているサービスですが、利用料金が強烈に高い印象です。
これをリース料程度で貸し出してはいかがでしょう?
実際に1か月3万円前後で貸し出している事業者も存在します。
超高級路線を狙う
都心部などでは流行っているみたいですね。
最新上級グレードのベンツを24時間8万円超で貸し出しても普通に借りる人がいるから驚きです。
外車専門
あなたも乗ってはみたいけど買おうとまでは思わない最たるものが外車ではないでしょうか?
キャンピングカーからスポーツカーまで全て外車を揃えたレンタカー事業者も今は存在しますね。
オープンカー専門
あなたの近所に観光地があるならば視野に入れてみても良いのではないでしょうか?
北海道をはじめとした地域で存在します。
まとめ
あなたの思い描いている車両はいくらで貸すつもりなのでしょう?
大手の料金はブランド力も含めた金額設定なので、同程度では個人レベルで太刀打ちできないでしょう。
ネタとしてはラッピングした痛車やシャコタンの車など揃えてみては?と色々出てくるのですが需要があるのか疑問です。
景観の良い観光地をオープンカーで走らせたら、さぞ気持ち良いのではないでしょうか。
乗ってはみたいけど、買うまではいかないような車ばかりを集めたら面白いのではないでしょうか。
とはいえ、現実的には格安路線を攻めるのが王道となってくるのかもしれません。
あなたの工夫次第では、躍進を遂げるレンタカー業界の波に乗ることも可能です。
あなたが本業として、もしくは副業としてでもレンタカー事業で成功を収めることを願っています。