あなたはひょっとすると運送業を始めようと思っているかもしれません。

はたまた、既に運送業を始めているかもしれません。

一般貨物自動車運送事業の許可を取得する準備が整い、いざ開業しても運ぶ荷物がなければ仕事になりません。

特に、あなたがドライバーから転身し、新規に運送業を始める場合は、荷物をどう獲得していくかを今一度考えてみてください。

 

知り合いから運ぶ荷物があるからと言われて、フタを開けたら思っていた物量よりも少なかった。

面倒を見てやるから独立しろと言われ、頑張って独立したものの「今日はヒマだから」」と空車が続いた。

よくある話ですよね。

 

人間が食べ物を摂取しないと生きていけないように、トラックは荷物を運ばないと生きていけません。

では、配車経験もなく荷物を取る方法は存在するのでしょうか?

 

配車経験18年の私が考えつく限りをここで説明していきたいと思います。

先ずは一読してください。

あなたが直ぐに実践でき、有益な情報であることをお約束します。

 

それでは確認していきましょう。

 

長期計画

運送業において荷物の獲得は必須要件なのは言うまでもないでしょう。

先ずは安定的な供給を得るためにはどのような行動が必要なのでしょうか?

営業

同業他社のご近所さんとは仲良くしていく必要があります。

しかし、配車をしていくと電話でのやりとりが殆どになってくるでしょう。

顔を見たことがある人と、顔すら見たことがない人と、相手が荷物を振る場合にどちらが有利でしょうか?

最低一度はご近所さんに挨拶はしておくべきです。

 

そこで「あそこの会社は○○専門の仕事してるから、うちとは関係ない」と決めつけないほうが良いです。

意外と思うかもしれませんが、安泰に見える会社なりの悩みを抱えていることが多いです。

 

また、あなたの行動範囲内にある製造業等の工場へ挨拶するのもいいでしょう。

あらためて挨拶というと相手も構えてしまうので、さりげなく製品の出荷をしようとしている方にでも聞いてみるのも手かと思います。

 

荷主との付き合い

とかく荷主が強い立場になりやすい運送業界。

理想論と言われるかもしれませんが、私は荷主と運送会社は対等の関係だと思っています。

なかには無理な運行を強いる荷主もいることでしょう。

しかしそこは、少しずつ長い期間をかけてでも荷主を教育する気持ちで接していくべきです。

 

「荷物が4tあるから4tトラックを用意しろ」なんていう荷主も未だに散見されます。

「荷物ができるのが晩の8時になるけど、翌朝には到着させてくれ」なんていう荷主もいるでしょう。

あなたは運送業のプロとして、運行管理というものを諭し、罰則は荷主にも降りかかると説明していくべきです。

 

ときには、繁忙期を分散させて、閑散期なく定期的な出荷計画を立てられるなら、運賃も検討できるなど進言してもいいでしょう。

あくまで物流パートナーとして、双方にメリットがある道を探し続けていくべきです。

 

同業との付き合い

横の繋がりが全てと言っても過言ではない運送業界。

そんな中で「あの会社に任せれば安心」と思ってもらえるにはどうしていくべきでしょう?

輸送事故や荷物事故がなく、時間指定を厳守し、とパッと思いつくでしょう。

 

結局は人だと思います。

配車をするあなたはモチロン、従業員の質を高めていくための努力を怠ることはできません。

一流の配車マンとは、決して偉ぶらず、驕らず、自慢せず、かといって下手に出過ぎずが実践できています。

一流のドライバーとは、素直で、責任感が強く、泣き言を言わない等が実践できています。

長期的な社員教育を実施し、時には従業員からも情報収集し、会社を高める施策をとる必要があります。

そういったことが実践できていれば、必然と社外からの信用もできてきます。

 

リスク分散

筆頭荷主があることは良いことです。

良いことなのですが、あなたはもしや1社に頼りきっていませんか?

何かの拍子に仕事が切れるなんていうのは、よくある話です。

外部的要因として、荷主の業績悪化や、同業他社に奪われるなどですね。

内部的要因として、事故や、続けて延着するなどですね。

 

あなたは「荷主がなくなったから仕方ない」とは言えない立場かもしれません。

常に荷主を模索する必要があるのです。

それは新規荷主の開拓であったり、同業からの定期案件であったり。

常にアンテナを立てておく必要を意識してください。

 

短期計画

あなたは長期計画なんて言っている場合じゃないかもしれません。

「今まさに荷物が必要なんだ!」と言うような場合はどうしたら良いのでしょう?

求荷求車システムの利用

手っ取り早いですし、何より便利です。

ここでは、私が実際に使用したことがあるシステムを紹介していきたいと思います。

 

トラボックス

http://www.trabox.ne.jp/

一番手軽に利用できるのではないでしょうか?

昔はタダで利用できましたが、現在は月額6,480円必要となります。

手軽に利用できるデメリットとして、相手の信用情報に注意が必要です。

しかし、そこは抜かりなく、帝国データバンクを利用し、取引相手情報が直ぐに検索できるようになっています(1件1,728円)。

更に、月額5,400円支払えば、取引相手からの支払がなくとも全額補償するサービスもあります。

最初に導入することをオススメします。

 

WebKIT

http://www.wkit.jp/

参加条件としてトラック協会会員でありKIT参加組合の組合員である必要があります。

月額1,000円で利用できますが、成約した場合に保険料として0.3%を徴収されますが、2,000万円を限度に保証されます。

そして、組合によって違いはあるものの成約した場合に5%以内の手数料が差し引かれます。

また、年間6,000円徴収される保証料を支払い、取引相手の倒産などによる回収不能状態に陥った際、1,000万円を限度に保証されます。

比較的利用しやすい料金設定なので、参加資格を満たしているなら導入をオススメします。

 

日本ローカルネット

http://www.jln.or.jp/

一番の老舗であるが故、日本最大をうたっている。

地域毎にオリジナルの組合に加入し、専用端末(専用ソフト)を使用し求荷求車システムを利用できる。

組合によっての開きがどの程度かは分かりませんが、加入に数万円、成約時5%の手数料と費用も日本最大。

しかし、利用している大手企業も多いので、全体的に質は高い印象です。

無理にはオススメしませんが、機会があるなら是非。

 

共通点

3社とも利用したことがあるのですが、全てにあてはまるのは、マジメに取り組むと横の繋がりが広がります。

長距離運行の帰り荷物も取りやすいですし、地元企業との連携も強化されるでしょう。

それぞれに交流会などもありますし、是非とも導入して頂きたいです。

 

まとめ

荷主との連携も必要ですが、私は同業との横の繋がりを大切にしてほしいです。

荷物がなくて困った時、最後に助けてくれるのは同業だと思っています。

助けてくれるのだから、相手が困っていたら助けてあげる必要もでてくるでしょう。

 

最初はインターネットでの求荷求車の導入から入り、取引相手を増やし、長期計画を立てるのが王道でしょう。

あなたが思っているほど難しいことではありません。

しかしそれは、とりあえずの営業であって、本当の着地点ではないはずです。

 

何度も言いますが、結局のところ最後は人間力だと断言します。

あなた自身が向上心を持ち、従業員を教育する必要があります。

そうして生き残って、数年後には笑っていてほしいです。

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