あなたは運送会社の社長と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

よく耳にするのは「社長は何もせずにフンゾリ返ってりゃいい。」なんて言う方がいます。

ひょっとするとあなたは「社長なんてただの飾りです、偉い人にはそれが分からんのです。」なんて思ってはいませんか?

はたして、激動の運送業界を社長はただのオカザリで生き抜くことはできるのでしょうか?

 

あらかじめ申し上げておきますが、”勝ち組””負け組”の定義というものは存在しません。

ただ、運送業に携わっているあなたならニュアンスというか感覚的にお分かり頂けるかと思います。

また、全国展開しているような大手企業と比較するのもナンセンスでしょう。

ここではあくまで中小企業の運送会社において、生き馬の目を抜く会社をピックアップしていきます。

 

先ずは一読してください。

あなたの考え方や行動力と比較する基準になることをお約束します。

また、良いと思える部分は取り入れて頂けたら幸いです。

 

尚、コチラも合わせて読むことをオススメします。

グラフで見るデータから運送業で勝ち組になる思考を養う

運送業の今後|完全版!人手不足傾向を乗り切る対策

 

それでは確認していきましょう。

 

心遣いができている

あなたは「何を当たり前のことを」と思われたかもしれません。

しかし、残念ながら歯車の一つにしか思ってない方が多いのも事実です。

どこまで大切に思っているかの度合いですね。

 

仮に従業員の身内に不幸があった場合、あなたの社長はどこまでしてくれますか?

まさか、何も無いなんてことはないでしょうが、弔電くらいは入れてくれてますか?

世間ではドライバーという職種をあまり快く思ってない方が多いという現実です。

親族が集まる葬式で、運送会社から一番大きな献花が届いたら周りの見る目も変わるでしょう。

何より従業員が「俺の身内の為にここまでしてくれた」という想いも強くなります。

 

細かい話ですが、ドライバーが大変な仕事を終えて帰社した際に労ってますか?

「ごくろうさん」の一言は最低でもかけてあげるべきでしょう。

そこで、できる社長は「お茶が好きかコーヒーが好きか分からないから両方買ってきた」と2本渡します。

従業員は「俺なんかの為にそこまでしてくれるか」と益々はりきってくれるでしょう。

 

ここで言いたいのは、ほんの些細なことでも、ちょっとした気遣いの必要性です。

間違っても恩着せがましくしてはいけません。

 

風通しをよくいている

あなたの会社の社長は前年度の売り上げを教えてくれますか?

ほとんどの従業員は自分の会社が儲かっているのか、儲かっていないのかは分かっていません。

対前年比がアップしているなら、絶対にミーティングなどをした際は報告しましょう。

成長曲線を見せることによって、共に成長しているという実感を持たせるのは良いことです。

 

逆に対前年比がダウンしていても、やはり報告すべきでしょう。

結果に対して、何が足りなかったのか・何をすべきかという分析を皆でし、社員一丸となって取り組む姿勢ができるのではないでしょうか。

 

また、外出が多く不在がちな社長も多いですが、なるべく従業員と接する機会を設けるべきでしょう。

一人一人に声をかけ、悩みがあればできる限りで協力する姿勢を見せていくべきかと思います。

当然ですが、社長だからと偉ぶるのはご法度です。

 

率先して行動している

社長をよく神輿に例えられることがあり、且つがれるものでヨシとする風潮があります。

できる社長は率先して神輿を引いています。

 

運送会社というと叩き上げの社長が多く、トラックに乗るのが好きな方も多いかと思います。

時には陣頭指揮を取って、仕事ができる姿を見せるもヨシ、疲れているドライバーを休ませて代わりに乗車するもヨシかと。

決してトラックに乗れと言っているわけではなく、会社の中枢を担う社長ですから、他の関わり方もあるかと思います。

できる限り業務に携わって、皆の思いや考えを共有している社長も実在します。

 

常に学んでいる

私は学が無いので運送業に長く携わろうと昔は思っていました。

勉強が嫌いで吐き気をもよおす程だったので、早く働きたいと思い運送業の戸を叩きました。

失礼かとは思いますが、比較的そういった方が運送業では多いかと思います。

 

しかし、なかには毎日新聞を読み、経営学であったり自己啓発であったりと常に本を読んでいる社長もいます。

何も勉強するのは新聞や本だけではなく、インターネットで業界動向を探るのもいいでしょう。

また、常にアンテナを張り巡らせ、会合に参加し、取引先や協力会社へ出向き、時には従業員からも情報収集しています。

 

勉強を好きという人は多くないでしょう。

ただ、常に学ぶ姿勢を持って物事に接していれば、些細なことからも気付くことは多いです。

 

ある社長に以前言われました。

「俺達は勉強ができなかったから今は運送屋をやってるんだけど、その運送屋ですら勉強って必要なんだよ。」

なんだか感慨深い気持ちになったのを覚えています。

 

誠実であろうとしている

叩けば叩くほどホコリが出る業界と揶揄される運送業。

一部の大手企業以外は、監査に怯える程に法令遵守が守れていないと思います。

あなたも「そんなの守れてる会社なんてないよ」とお思いかもしれません。

労基に関しては、どこも頭を抱えているでしょう。

中には各種保険すら整えていない会社も実在します。

 

しかし、そういった中で一つずつ問題や課題をクリアしようと奮闘されている社長もいます。

福利厚生を整え、無理を言う荷主と戦いと何より従業員を守ることが会社を守ることと考える社長がいます。

もちろん、並大抵の努力では追いつかないでしょう。

 

黒いものを白に塗りかえるのは大変で、途中グレーになったりもするでしょう。

ただ、誠実であろうとする思いと行動で、完全に真っ白とまではいかなくとも、白っぽいグレーにまではなると思います。

 

まとめ

他にもケチらない、悪口を言わない等、細かいことはキリがないですが、敢えて今回は共通する5点にフォーカスしてみました。

これらは実在する社長が心掛けている事例です。

その社長達は従業員から好かれ、現在進行でクチコミでドライバーも増え続けています。

 

私が以前勤めていた会社の社長は事故を起こしたドライバーにこう言いました。

「誰が事故を起こしてくれって頼んだ?」

修理代も発生し、休車させることにより売り上げが減りと社長の気持ちは分かります。

ただ、ドライバーも「好きで事故を起こすヤツなんていない」という思いもあるでしょう。

 

また、違う会社に勤めていた時、社長は事故を起こしたドライバーにこう言いました。

「車なんてどうでもいい、体は大丈夫か?」

その事故を起こしたドライバーは、申し訳ない気持ちと社長の心遣いに一瞬で涙しました。

 

願わくば、あなたが後者のような社長になりますように。

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