突然ですが、あなたはレンタカー事業に興味を持っていませんか?
それは、本業としてレンタカー事業を開始しようと思っているかもしれません。
はたまた、自動車整備業者や販売業を本業として、副業であるかもしれません。
どちらにしても、自動車の販売台数が減っている時代に、次の戦略として、レンタカー事業に目を向けられていることに変わりはないでしょう。
あなたの考えは時代のニーズに則しており、車を買う人が減少している反面借りる人が増えているのです。
では、なぜ今そのような現象になっているのでしょう?
ここではグラフを用いて、現代の車事情について分かりやすく丁寧に解説していきます。
先ずは一読してください。
レンタカー事業に進出しようとしている、あなたの考えが間違っていないことをお約束します。
それでは確認していきましょう
Contents
自動車販売台数の推移
昨今の自動車販売台数の推移はどうなっているのでしょうか?
あなたの想像は正しく、正直芳しくないのが実情です。
では、どのように推移しているかを、世界のトヨタのデータで確認しましょう。
高度経済成長期に向け、右肩上がりで売れ続けます。
バブル景気をピークとして、次第に右肩下がりとなっていきます。
面白いのは、消費税の増税(3%→5%)年である97年や、リーマンショック(08年)など、分かりやすく景気に左右されることです。
では、なぜ自動車が売れないのでしょう?
原因を探っていきます。
車が売れない原因
お金がない
本当に突き詰めて考えると、この一点になるわけです。
都心部以外の地域では、生活必需品とも言える車。
一家に一台ではなく、一人一台という地域の方が絶対的に多いはずです。
しかし、働き方が変わり、非正規雇用が増え、貯蓄もままならなくなった人が多いのです。
それは、現代社会において、車だけに限らず、晩婚化にも当てはまるわけですから、納得いただけるかと思います。
すると、家族がいないからファミリーカーを買おうとも思わなくなるでしょう。
経済アナリストの森永卓郎さんも、そのようにおっしゃってました。
ここからは、私の持論となりますが、なぜエコカーが売れているのでしょう?
「地球に優しくエコだから」と本気で言う人は、自転車に乗っていると思うんです。
本当のエコとは、自分のサイフに優しいことだと思います。
価値観が変わった
昔はスーパーカーへ憧れる方も多く、それを模したスポーツカーも大変人気があり、バブル時代という背景もあってバンバン売れました。
今では、車は単なる移動手段という認識を持つ方が増えているのです。
昔なら、レンタカーにでも乗っていようものなら「ダセエ、買えよ」と言われたものですが、今ではそんなことを言う人もいないでしょう。
個人的には、カッコイイ車が減ったのも一因を担っているような気がします。
言い出したらキリがないのですが、おおまかに分けるとこの2点で落ち着くかと思います。
レンタカー事業者数の推移
それでは、レンタカー業界の動向を探ってみましょう。
マイカーを所有している方は、レンタカーをあまり利用する機会が多くないかもしれません。
ですが、あなたが思っている以上にレンタカー業界は躍進しております。
車を買わず、代わりに借りる人が増えたとは一概には言えないとは思います。
ですが、飛躍的に伸びている業種であることは間違いありません。
それは何故なのでしょう?
レンタカー業界が躍進する理由
お金がない
やはり、ここでもこの理由が大きいかと思います。
車が売れない理由と、同じ部分がカブるわけです。
あなたもご存じでしょうが、車は車両代だけでなく、燃料・車庫・税金・車検と、維持費がかかりますものね。
使用頻度と必要性をテンビンにかけると、「必要な時に借りればいい」という方が増えてきているのです。
外国人観光客の増加
日本を訪れる外国人観光客は、ついに2000万人を突破しました。
東京オリンピックも控え、更に増え続けることは、容易に想像できることでしょう。
※東京オリンピック開催以前、コロナウィルス発生前の記事です。
2011年の外国人観光客のレンタカー利用者は約18万人でした。
それが、2015年になると70万人を超えており、4倍近く増えております。
その他にも、様々な要因があるかと思います。
まとめ
単純に、車を買わないで借りる人が増えたとは言い切れないかと思います。
ですが、時代が変われば価値観も変わるのです。
あなたも、レンタカーでデートなど昔では考えられなかったと思います。
しかし、今では抵抗なく、むしろ楽しむ若者も増えているのが現実です。
私もモチロンですが、あなたも時代にアジャストしていく必要がありそうです。